本日6月4日午前10時からベトナム国籍のりんちゃんを殺害したとされている渋谷恭正被告の初公判が行われました。リンちゃんが遺体で発見されてから1年2ヶ月余りが過ぎようやく渋谷恭正被告の初公判です。
- 渋谷恭正被告の初公判。りんちゃん殺害を認めたのか!?
- 検察側の主張と弁護側の主張
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渋谷恭正被告の初公判。りんちゃん殺害を認めたのか!?
今思い出しても嫌悪感しかないベトナム国籍りんちゃん殺害事件。犯人として渋谷恭正被告が逮捕されたときには、保護者会会長であり尚且つ児童の登校時の安全を守る見守り隊でもあったため衝撃が走った。あの事件から1年以上が過ぎようやく渋谷恭正被告の初公判です。
冒頭で何を述べるか注目されていましたが、「検察側の主張はねつ造されたもの」「事件には関与していない」と無罪を主張。逮捕されたときの罪状認否ではずっと黙秘を続け供述を拒んでいたので、何となく想定は出来ましたがやっぱりかといったところです。
検察側の主張と弁護側の主張
渋谷恭正被告がりんちゃん殺害を否定しねつ造を主張しているとなると犯行を証明できるかどうかがカギになりますよね。検察側の主張と弁護側の主張を簡単にまとめてみました。
- 検察側の主張
- 渋谷恭正被告の軽自動車に付着していた血液のDNA型がりんちゃんのものと一致
- 遺体の腹部に付いていた唾液などからもりんちゃんと被告の混合したDNA型が検出
- 弁護側の主張
- りんちゃんは事件前にも渋谷恭正被告の軽自動車に乗ったことがあり血液はその際に付着した可能性
- 指紋や現場の足跡など、DNA以外の証拠がないのは不自然
検察側はDNAによる状況証拠をもって犯行を主張しています。対して弁護側は想定していたのか血液は以前のもの、DNA以外の証拠がない、つまり状況証拠だけでは不十分と主張して真っ向から対立しています。
弁護士は正義の味方ではないとはいえ、こういった裁判の弁護しているのを見ると無性に腹がたってきますよね。仕事なので当然仕方ないことだとはわかってはいるのですが。
もっとハッキリした証拠があればいいのでしょうが状況証拠しかない以上、今回は検察側の状況証拠がどこまで渋谷恭正被告の犯行を証明できるかがカギです。もし渋谷恭正被告の犯行であるならば、ねつ造という結論は絶対にあってはならないことです。
血液に関しては弁護側も何とかやり過ごせそうですが、検察側の主張である「遺体の腹部に付いていた唾液などからもりんちゃんと被告の混合したDNA型が検出」という状況はどうやって切り抜けるのでしょうか。遺体は当時全裸です。その腹部に付着していた「唾液などからりんちゃんと被告の混合したDNAが検出」とあります。
唾液などって表現が個人的には気になります。りんちゃんは強姦されていた?現場に残された遺留物はなに?の記事で強姦の可能性に触れましたが、寄せられた情報によればベトナムでは当初から強姦殺人として報じられていたとのことです。海外の報道と日本の報道の差異については当然何かしらの理由があるのでしょうが、まだ初公判なのでということもあるのでしょうか。ひょっとしたら物的証拠もあるのではないかと考えてしまいます。
果たして真相は渋谷恭正被告の犯行なのかねつ造なのか。りんちゃんのお父さんであるハオさんも裁判に参加していました。家族の為にも、りんちゃんの為にも一刻も早く真実が明らかになるといいですよね。