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~思いついたことをそのままに~

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舛添氏最後の日も無言。退庁の際も挨拶なし。

   

6月21日付で辞職する舛添都知事。21日には公務がないことから20日が最後の登庁とみられており、コメントを求める報道陣が待ち構えていたが終始無言。最後の日でしたが、挨拶すらなし、さらにセレモニーも行われず花束すら無しという、まさに誰からも惜しまれないといった世相を反映したような最後の日となった。それにしても最後に挨拶すら無しとは…トップリーダーとして人として、残念でならない。

  • 最後まで無言。辞任を表明してから態度が一変した舛添都知事。
  • 退職金は約2200万円。ケジメはどうなった?
  • 最後まで責任追及をしなかった自民公明の責任は?

最後まで無言。辞任を表明してから態度が一変した舛添氏

6月15日に辞意を表明し6月21日付で辞職する舛添氏。ずっと説明責任を果たすと言ってきたが15日から態度を一変。退任あいさつは行ったものの、記者団に対しては頑なに口を閉ざしてきた。

さらに17日の定例会見も「話すことがない」と欠席。定例会見が行われたところで真相を話すはずもないことは容易に想像がつくが、問題は「当選させるために支持してくれた都民をバカにしている」かのような舛添都知事の態度。最後退庁する際に報道陣だけでなく都民もいたのだから、せめて最後のケジメとして挨拶くらいはしてほしかった。

ケジメはとらない、最後に挨拶もしない。こういう態度を見て子供たちは何を感じるだろう。子供からしてみれば都知事は「偉い人」だ。その「偉い人」がこのような態度を憮然とした表情で取るとはまさに厚顔無恥である。最後の最後で地に落ちた信用と信頼。歴代最低の都知事と言われても仕方がないのかもしれない。

退職金は約2200万円。ケジメはどうなった?

舛添都知事が取った「ケジメ」とは何だったのか?「事実の説明責任は?」「別荘の売却は?」などといった声が聞こえてきそうである。結局辞職して事実を煙に巻いただけである。そして驚きなのが退職金。2年4ヶ月で約2200万円になるという。これだけ後を濁していくのだから「退職金は辞退しろ」という声も多いが、もちろん退職金は辞退する予定もなし。どこかの慈善団体に寄付したりするような声明は一切発していない。

都知事として働いたのだから退職金が発生するのはわかるが、不祥事を起こした際にもそれまでの期間分、満額受け取れるということには疑問を感じる。そもそも疑惑は一切解明されておらず、美術品の今後も宙に浮いたままになっている。百条委員会が設置されず、次の集中審議もなくなった。最後まで真相が明らかにされることはなく、これで舛添都知事の辞任劇は終わりになった。しかしこれに納得している都民はいるのだろうか?

最後まで責任追及をしなかった自民公明の責任は?

「東京都知事は舛添要一さん以外にいないじゃないですか!」

安倍首相が2014年都知事選の応援演説で発した言葉である。

今回の舛添都知事の辞任は多くの問題を残していった。中でも舛添都知事が行った「税金の使い込み問題」に対する「説明責任の問題」は闇に葬られようとしている。その原因は舛添氏を推薦した与党であり、舛添疑惑の事実究明を阻止した与党の「自民公明の責任追及の甘さ」である。推薦した舛添氏に問題が発覚したのはある程度仕方がない面もあると思う。しかし説明責任をキッチリさせず事実の究明を避け、あろうことか事実を闇に葬り去ろうとする与党の姿勢は大いに問題があるのではないだろうか。

自民党は当初、次の都知事候補が見つかるまで舛添都知事を延命させたいと考えていたとされている。しかしドンドン明るみになり拡大していく舛添都知事の税金使い込み疑惑が収集付かなくなってくると、まずは自民に先駆け公明党が舛添批判に転じた。四面楚歌となった自民党。日に日に大きくなる「次の参院選に影響がでる」という党内の意見を汲み取り最終的には「舛添降ろし」に取り掛かった。実際に「舛添降ろし」に転じていなければ結果は火を見るよりも明らかだ。

そして14日深夜の説得で舛添都知事に辞職を決意させた。これにより15日舛添都知事は辞意を表明。自民公明の両党はこれでミッションが終わったと思ったのだろう。舛添都知事が辞意を表明すると一転、今度は舛添都知事を守りだしたのである。先日の公明党の厳しい追及は何だったのか?共産党が希望した「百条委員会の設置案」を拒否し賛成少数で否決させた。

ここに都民の意思と与党の意思の大きなずれを感じる。

都民は「真実を明らか」にした上で、舛添都知事の辞任を希望していたのではないだろうか。叩けば叩くだけホコリが出る舛添都知事を当然これ以上擁護することは出来ないと判断した自民党。舛添都知事の辞職が決まった今、これ以上舛添都知事の傷が大きくなると推薦した責任問題として参院選に影響すると判断したのだろう。しかし、推薦したのであれば推薦した責任として「舛添都知事の問題を徹底的に追及する」という姿勢を打ち出した方が都民、国民の心は掴めたのではないだろうか。逆に急転換して舛添都知事の追及をやめ、真実を闇に葬った印象は非常に悪い。そして自民党・公明党はこの責任をどうとるのだろうか?

今回の舛添問題に関して、際立って動きが鈍かった自民党。一説には「これ以上の追及をさせないから辞任してほしい」と説得したのではないかと噂されている。舛添都知事がやめることで一段落すると目していたかもしれないが世論はまだまだ収まりそうにない。国民感情という刃の次の矛先は「舛添疑惑」をうやむやのまま終わらせてしまった自民党・公明党に向くことになるのかもしれない。

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