連日ニュースを騒がせている森友学園が10日、認可申請を取り下げ籠池氏は理事長を退任する意向だという。退任して逃げ切りを図ろうという構図なのでしょうが、もはや状況はそれでは済まされない。
- 森友学園籠池理事長退任の理由
- 森友学園関連の問題の本質はとは
森友学園籠池理事長退任の理由
10日森友学園が認可申請を取り下げ、籠池氏も理事長を退任する意向だということが報道された。9日に記者を前に説明している籠池理事長の放送を見ましたが、論点には触れず自分の言い分ばかりを並べ記者からの質問には一切答えなかった立ち振る舞いに何とか追及を免れたいという必死さが伝わってきました。
不自然な土地の割引に経歴詐称、虚偽申請と立て続けに不正が明らかになっていた森友学園の問題。もちろん責任は退任した籠池理事長にあります。国会では証人喚問を要求する野党とそれを拒否する与党。国がらみの大きな問題になっています。
今回籠池理事長が森友学園の認可を取り下げ理事長を退任するということはただの逃げです。しかしそれが「これまで明るみになっていることからもう逃れられない」という判断なのか、「これ以上に調べられたらまずい事案がある」のかはわかりません。ただ、もはや問題は籠池氏のみならず政治家にまで及ぶ可能性があり、トカゲの尻尾切りという見方もできます。
国会の討論でも安倍首相が「割引は適正だった」と強調していましたが、割引が問題なのではなく「割引額」が問題なのであってこちらも一生懸命論点をずらすことに終始していました。逆に言えば論点をずらす以外に方法がなかったとも取れます。そりゃそうですよね。誰が見ても一目瞭然、あってはならないことです。
真意のほどは不明ですが、籠池氏と安倍首相は家族ぐるみの付き合いがあったのではないかと疑われるほどなので、森友学園の問題や籠池氏の件は安倍首相や自民党にとっても好ましいものではありません。急に起こった森友学園の認可申請取り下げ、籠池氏の理事長退任はもしかするとトカゲの尻尾切りの可能性が考えられます。
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森友学園関連の問題の本質はとは
退任の意向を示した籠池理事長ですが、退任したからと言って問題が解決されたわけでもありません。問題の本質は「誰が不正を働きかけたか」ということです。もちろん退任の意向を示している籠池氏は知っているはずです。
自民党が森友学園の問題で退任の意向を示している籠池氏の証人喚問を拒否していることから、自民党に関連しているということは容易に察しがつきます。やましいことがなければ証人喚問にを拒否することはありませんよね。誰が関わっているのかも非常に気になりますが、政治家がらみの問題がもみ消される現状にはもううんざりです。
安倍首相は先日こんな言葉を口にしていました
「若者からも支持されている自民党」
違います。他に指示する政党がないから自民党なんです。
若者は政治家に期待していません。なぜなら政治家の本質は自民党であっても他の党であっても変わらないからです。所属する党関係なく、政治家は「嘘つきで金儲け主義」だという認識が強い方が多いと思います。そのように映る出来事が多すぎますよね。不祥事が発覚すれば責任逃れの言い訳や論点ずらしを始める、それの繰り返しです。
今回の森友学園の問題、籠池氏の理事長退任で終わりにせずにトカゲの尻尾からトカゲの本体までたどり着き、不正は悪いことで裁かれることだということを是非とも政治家に示してほしいものです。