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長谷川豊は終わった?全レギュラー番組降板にまで追い込まれた理由。

   

案の定というかやはりというか。先日自身のブログにて過激なタイトルを付け批判を浴びていた長谷川豊氏の最後の砦、MXテレビ「バラいろダンディ」の降板が10月5日に決まりました。これで長谷川豊氏の出演していたテレビ番組は全滅です。ネットでは「自業自得」「当然の報い」「長谷川豊は終わった」などといったコメントが目立ちます。

  • 長谷川豊氏が出演していたレギュラー番組
  • 長谷川豊氏が全レギュラー番組降板にまで追い込まれた理由

出演していたレギュラー番組

長谷川豊氏は自身のブログで「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」と過激なタイトルで炎上を狙い「金目的」と批判されたことに大して「レギュラー8本なめんなよ」と反論していました。しかしそのレギュラー番組を10月5日にすべて降板することが決まりました。

レギュラー8本と聞いたときにそんなに出ていたかな、と思ったのでまとめてみました。

  • TOKYO MXテレビ「バラいろダンディ」
  • テレビ大阪「ニュースリアルFRIDAY」
  • 読売テレビ「上沼・高田のクギズケ」
  • BS12チャンネル「未来展望」

4番組なんですが8本とは収録の回数を指していたんでしょうか?そうだとすると「バラいろダンディ」は週5なので8本と辻褄が合いますね。

「未来展望」は9月で終了。そして残りの3番組はすべて降板。

レギュラーなくなってしまいましたね。

「レギュラー8本」をなめていたのは言いたい放題書いて番組をすべて降板という結果を生み出した長谷川豊氏当人だったのかもしれませんね。

長谷川豊氏が全レギュラー番組降板にまで追い込まれた理由

結局ブログ掲載から2週間ほどでテレビの全レギュラー番組を降板にまで追いやられた長谷川豊氏。自業自得といってしまえばそれまでですが、ブログに掲載している謝罪内容からはタイトルに関する言葉の選択ミスを謝罪しているようにしか感じられません。それだけではないことを本人が分かっていないことは大いに問題です。レギュラーが全部終わったのは当然他に理由があるからです。

私が今回の長谷川豊氏の降板の理由として感じるのは以下の4点です。

  1. 足りない知識と取材、偏った内容と一方的な論点
  2. 他人のブログからのコピペ事件
  3. 全腎協の抗議文に対する非礼
  4. 言葉の暴力が生んだ無意識の悪意

足りない知識と取材、偏った内容と一方的な論点

今回長谷川豊氏の一連の騒動で大いに感じたのは知識不足。透析患者の事を書くのであればもっと事前に勉強し、取材を綿密に行うべきであったと思います。医師だけを取材し、医師の観点から論じたことについても大いに疑問を感じます。患者の事をもっと深く知ろうとしなかったのはなぜでしょうか?そして併せて透析になるプロセスとして糖尿病の事についてもっと知識を深め、取材を行ったほうが良かったのではないかと思います。

長谷川豊氏の見立てでは8~9割の患者が「自業自得」

この根拠は何なのでしょうか?見立てというほど沢山の方々に取材したのでしょうか?長谷川豊氏は約10人ほどの医師に取材をしたと主張しています。その言葉を鵜呑みにして記事を書いていますがどうして透析患者には取材をしなかったのでしょう?長谷川豊氏は問題が発覚し事あるごとに記事を修正しているようですがこの発言も早く撤回したほうがいいと思います。長谷川豊氏が考えているほど糖尿病から人工透析に至る経緯は単純ではありません。

糖尿病は遺伝のⅠ型糖尿病とそのほかの要因でなるⅡ型糖尿病があります。割合としてはⅠ型糖尿病は5~10%ほどといわれています。つまり残りの90~95%はⅡ型糖尿病、生活習慣が原因と考えられています。ここだけ見れば長谷川豊氏の主張は間違っていないように思うかもしれません。しかし90~95%の糖尿病患者がみんな自堕落な生活を送っていたためになったわけではありません。

糖尿病について

長谷川豊氏の理解が足りないのは糖尿病になるプロセスと糖尿病に対する治療法について。

糖尿病は遺伝とよく言われます。しかし病気が遺伝しているのではなく内臓の強い弱いや食生活が親と同じなのでなりやすいということが大きな要因です。食生活に関しては長くなるので割愛しますが、自堕落な食生活を送っていなくても糖尿病になる要素はたくさんあります。

Ⅱ型糖尿病の方の中には遺伝的に膵臓が弱い方もいます。弱いというのは生まれつき機能が低いということです。体が強い弱いと同じように考えてください。つまり普通の人とはスタートラインが違うのです。しかし病院の検査では悪くなってからでないとわかりません。生まれつき内臓が弱くても数値が引っかからない方は悪くなるまでは病院ではわからないということです。そこに膵臓に負担のかかる生活習慣を通常の方々と同じように行ってみてください。スタートラインが違うので自堕落な生活を送っていなくても普通の方より早く糖尿病になります。

糖尿病になったことばかりに目が行きがちですが、人工透析は自業自得?長谷川豊氏が見落としている医療の現状でも書いたように医者が保存療法をもっと徹底して行っていれば糖尿病から人工透析になる方はこれほど多くはありません。

透析患者について

そして次に長谷川豊氏が勉強不足なのは透析患者に対してです。病院で上から目線の患者を目撃して「何なんだこれは」と思ったそうですが透析患者だからというわけではありません。もっといろんな病院を取材してみてください。同じような患者はたくさんいます。たまたま透析を主とする病院に取材に行ったからそのように映っただけなのです。これは病気云々よりも人間性の問題です。

また長谷川豊氏は「透析患者がディズニー横入りし放題」とブログに書いていました(2016年10月6日現在は修正されているようですが)。これに対して透析患者さんが怒り狂っています。

いや、横入りし放題じゃねえから!!

ディズニーのアトラクションに乗るとき、そのアトラクションが1時間待ちだったとします。すると、障害者は健常者の中で並ぶことが困難な方も多いので、別の場所でしっかりと1時間並ぶのですよ。

そして、1時間後にアトラクションに乗るために列に入れさせれもらうのです。

しっかりと障害者でも並んでいるのですよ。

そんなこともジャーナリストのくせに調べもせずに、横入りしほうだい!! だなんて、人工透析患者どころか障害者全体を侮辱しているじゃないですか。

これのどこが、「間違ったことは書いたつもりはないです」なのですか?

だいちゃん.com

長谷川豊氏の言う取材って何なんでしょうね。キチンと調べもしないから「ガセ川」なんて呼ばれることを自覚しているのでしょうか?

そして長谷川豊氏のブログで嫌悪感を感じた方も中にはいたと思いますが、その理由は透析患者を悪者に見立てて文章を書いたことだと私は思います。もちろん長谷川豊氏はその様な自覚はないと思います。年金や健康保険について論じたいのであればもっとそちらに力を入れて記事を構成すればいいのです。何も透析患者がどれほど社会的特典を与えられて優遇されているなどと叩く必要はないのです。様々な特典が確かにありますが、透析患者にとって必要とされているかどうかを調べもせずに叩いてはダメなのです。

健康保険について論じるのであれば医療費の仕組みをもっと勉強すべきです。「本来必要ない方にも出されている高血圧の薬」のことや「医療費が減らない病院の治療に対する取り組み方」についてよく勉強してみるといいと思います。「透析が医療費を圧迫している」などと言って騒いでいるようではどうして医療費が減らないのかという現実に行きつくにはまだまだ程遠いと思います。

他人のブログからのコピペ事件

現在では修正されていますが長谷川豊氏は自身のブログで、透析患者であるだいちゃんさんのブログ(だいちゃん.com)から無断転載していたことが判明しました。この際の言い訳として「連絡が付かなかったから改行を入れるなどして自分の著作物とした」などと訳の分からない言い訳をしています。これは立派な著作権侵害という犯罪行為です。著作権のことを理解していれば改行を入れて自分のものにできるものではないということはわかると思います。長谷川豊氏は著作権の事を理解せずに著作権という言葉を使っていたのでしょうか?もし著作権のことを理解していればこんなわけわからない言い訳しないですよね。フジテレビで最終的に配属されていたのが「編成制作局編成情報センター著作権契約部」とは何とも皮肉なものです。

全国腎臓病協議会の抗議文に対する非礼

読売テレビ「上沼・高田のクギズケ」を降板になった理由がこれです。産経新聞が読売テレビに取材しており、読売テレビは降板の理由を

「長谷川氏のブログ、およびその後の患者団体による抗議への対応などから総合的に判断した」

http://www.sankei.com/west/news/161001/wst1610010066-n1.html

と回答しています。

長谷川豊氏は全国腎臓病協議会からの抗議文の内容について上から目線で「おマヌケ」「2chレベル」などと見下し、文章についての批判をブログで書いています。このような対応をする必要があったのでしょうか?長谷川豊氏に悪意がなかったにせよ透析患者の方々に不快感を与えてしまったのは事実です。そのことについてもっと真摯に向き合うべきなのです。自分は悪くないと思っているから「上沼・高田のクギズケ」を降板になったということを理解すべきです。

言葉の暴力が生んだ無意識の悪意

今回の長谷川豊氏に終始見られたのが「自分の書いたことは間違っていない」という姿勢。しかし何度もブログを書き直していることからも分かるように自分でも間違っていたと思っているところはあるはずです。勉強不足、取材不足であることは先述した通りです。何よりもブログを読んで不快になった方々は予想以上に多かったはずです。特に透析患者さんに対して、タイトルもそうですが内容も大いに問題があったことをもっと認識すべきです。自覚がないのであれば尚更。

自分の子供が悪意のない一言で他の子供を傷つけてしまった。確かに自分の子供が言ったことは間違っていないし悪意もない。しかし受け捉え方によっては相手を傷つけてしまう内容であったならば子供になんて言いますか?

  • 「お前は間違ってないから悪くない」
  • 「間違ってないかもしれないけどこの言葉はこういう風に感じる人もいるんだよ。だから自分の言葉で嫌な気持ちにさせたことに対してちゃんと謝ろうね」

どちらが適切かは客観的に見ればわかると思います。

今回は自分が間違ってないことを書いているとの思い込みから対応を誤ったことはそろそろ気付いているはずです。ブログの記事でここまで騒動が大きくなる(レギュラー番組降板)とは思わなかったと発言していましたよね。社会的に自分の言葉や対応が間違っていたことを素直に受け入れることは成長する上で大切なことだと思います。悪意がなかったにせよ嫌な気持ちにさせたのであればタイトルはもちろん内容についても全国腎臓病協議会や透析患者さんに全面的に謝罪するのが適切だと私は思います。

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