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【柔道】リネールが最後までニゲール。100キロ超級・原沢惜敗。【リオ五輪】

      2017/04/12

リオ五輪の柔道が全階級終了しました。今回は男子は全員メダルを獲得するなど過去最高のメダル獲得数だそうです。しかし最後の階級である100キロ超級の決勝戦。日本代表の原沢選手が出ていたので観ていましたが凡戦過ぎてつまらなかったです。柔道ってこんなに面白くないものでしたっけ?

絶対王者フランス代表リネールが逃げ切り優勝

100キロ超級の決勝に日本代表の原沢選手が勝ち上がった。相手はフランス代表の絶対王者リネール。絶対王者というだけあってリネール選手の経歴はすさまじく、北京オリンピックで3位をとってからは2010年無差別級2位を除いて出場した大会にすべて優勝している。2010年の無差別級2位以降、6年間負けがなく100連勝以上しているというのだからまさに怪物、絶対王者です。数年前にニュース番組でリネールを特集していてたまたま見ていたのですが特集を見ている限りでは本当に強かったです!絶対王者に日本の原沢はどう立ち向かうのか!?決勝戦がすごく楽しみでした。

序盤に首を抜いて逃げたことで日本の原沢選手に指導が出るとその後も組み手争いに苦しむ原沢に2つ目の指導。するとリネール選手は組み合わない。まだ時間は3分以上あったのに、道着を掴まれると手を払い、プロレスやレスリングのように手を組み合って道着で組みあおうとしないニゲール柔道を展開。そしてそのまま試合終了。最後まで組み合わない姿勢を貫いたリネールにネット上では皮肉ってリネールの事をニゲールと呼ぶ始末。確かに見ていて気持ちのいいものではなかったし、それ以上に3分以上組み合おうとせずに逃げ切る試合展開を変えようとしない審判もどうかと思いました。

オリンピックという大舞台、勝負事なので仕方ないのかもしれないですが見ている方としては全くスッキリしない試合でした。序盤に指導を2つ貰ってしまった事で試合の流れが悪い方にいってしまったことは否めませんがハッキリ言ってつまらない。それを証明するかのように会場は試合が終わるとニゲール柔道で優勝したリネールに大ブーイングの嵐でした。絶対王者というのならプライドを高く保ち相手を力で押し返す柔道を見せてほしかったです。力や技で押し込むリネールは絶対王者だと思いますが最後までニゲール柔道を展開したリネールは絶対王者と呼べるのでしょうか?

凡戦を作り出してしまったのはルールや審判

柔道はそもそも投げ技、寝技で心技体を競うスポーツです。今回のリオオリンピックではリネールのように指導で優勢に立っている選手が残り時間を逃げようとするという光景はよく見かけました。日本の選手ももちろんやっていたことです。さすがにリネールの3分は長すぎだと思いますが、指導を取ったら逃げ切ればいいという状況を作り出してしまった問題はルールだと思います。

柔道は今までもルールを度々変更しています。膠着状態が少ない一本を取るスペクタクルな柔道を目指しているのが国際柔道連盟ですが、2013年に指導のポイント化が廃止されてしまいました。その代わり指導は4つ貰うと反則負けになります。つまり判定で優位に立っている状態であれば、指導は3つまでなら計算できる時間稼ぎとなってしまったのです。なので今回のリネールのように指導を2つリードしている状態になってしまうと指導を1つ貰うまではずっと逃げ続け時間を稼ぐニゲール柔道が成立してしまうわけです。

2013年のルール改正は皮肉にもロンドンオリンピックによる問題点を改善するために行われたルール改正です。ロンドンオリンピックを踏まえて改訂されたルールが今回のリオオリンピックで、しかも最終戦で世紀の凡戦を生み出してしまったのはとても残念です。手のつかみ合いや組み合わない選手に対する指導や反則をもっと厳格に対処していれば起こり得なかったことだったと思います。今回の件を踏まえ今後は見ていてつまらないニゲール柔道ではなくもっと見ていてワクワクするようなスポーツに発展することを期待したいです。

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