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愛媛今治親子殺人事件の捜査は適正?問題点はどこにあるのか?

愛媛県今治市で3日に起こった親子殺人事件。4日には事件の参考人として女性から事情聴取を行っており、殺人事件は早期解決するかと思いましたが翌日参考人の30代女性は自殺。なぜ自殺したのでしょうか?殺人事件の犯人だったのでしょうか?遺書があったそうですが遺書の内容は明らかにされていません。参考人が自殺したことで警察の対応を巡って議論が沸き起こっています。

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愛媛今治親子殺人事件の捜査は適正?問題点はどこにあるのか?

愛媛今治の親子死傷事件の参考人として聴取を受けていた30代女性が自殺しました。愛媛県警は「捜査は適正だった」とのコメントを発表していますが、今回の参考人自殺は捜査の適正か不適正かが問題ではなくてどうして拘留しなかったのかというのが問題ですよね。これには理由があるようで、「任意での聴取なので警察に拘束力はない」ということです。仕方ないと言えば仕方ないように思えますが、聴取を9時間行った上で自殺の可能性は低いと判断して帰したのであれば問題だと思います。

今治の被害者の男性は「知らない女に切り付けられた」と言っていることから、犯人は何の怨恨もなく通り魔的に殺人を行った可能性があります。そして先月(1週間ほど前)に今治の現場近くの民家で一人暮らしの高齢の女性が刺されて死亡しています。自殺の可能性もあったとのことですが、逆に今回の親子死傷事件と関連ある殺人事件という可能性も否定はできません。犯人は人を殺める精神状態、つまり精神的不安定な状態である可能性もあります。たらればですが、参考人の30代女性がその犯人である可能性があるなら何かの理由を付けて自殺防止のために拘留やむなしだったと思います。

愛媛県警は防犯カメラの映像から目星を付けて30代女性を任意同行、その上で聴取、家宅捜索まで行っています。任意同行ですが容疑が固まり次第逮捕する予定だったそうです。「捜査は適正だった」と言っていますが、家宅捜索までしているのですから容疑を固めるまで捜査が進まなかったということは非常に大問題です。指紋や足跡が現場に残されていないとのことですが、犯人が慎重だったのに対して愛媛県警は先走ってしまった感が否めません。証拠不十分だったのであれば参考人は犯行に及ばないようにマークして、その間にもう少し慎重に捜査すべき事案だったのではないかと思います。このまま犯人がわからないといった事態だけは避けてもらいたいものです。

そして愛媛県警はどうして自宅に帰してしまったのかをもう少し説明する必要があると思います。捜査が進まない、証拠が出揃わないという理由で帰したのであれば準備不足であったことを認めざるを得ないと思います。約1週間で立て続けに殺人が行われている事件です。容疑が固まり次第逮捕するつもりだった殺人事件の犯人だったかもしれない参考人を、容疑が固まらなかったと言ってそのまま帰されては近隣住民の方の不安はとんでもないものだったと思います。

今後は今回自殺した参考人の30代女性が犯人かどうか捜査を進めると共に、他に犯人がいないかの捜査も必要になると思います。参考人を自殺させてしまったのは過失以外の何物でもありません。殺人事件の犯人が分からないといつまでも警戒する必要がありますし、事件が起きた今治市の近隣の方は枕を高くして眠ることが出来ませんよね。早く犯人が特定されることを祈ります。

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