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蓮舫議員の2重国籍問題の真相。原因と焦点と問題点。

      2017/04/12

蓮舫氏の2重国籍問題が連日話題になっているが蓮舫氏の場合は単純な2重国籍問題ではないのです。報道を見ていても本質をしっかり理解して真相に迫っているメディアはほぼ見受けられません。そこで蓮舫氏の2重国籍問題がどうしてここまで問題になっているのかまとめてみました。

  • 中華人民共和国と中華民国(台湾)
  • 日中国交回復により複雑化した蓮舫氏の2重国籍問題
  • 2重国籍問題の焦点は蓮舫氏の中華民国籍が現在どうなっているか

中華人民共和国と中華民国(台湾)

蓮舫氏の2重国籍問題を理解するにはまず中華人民共和国(中国)と中華民国(台湾)の関係を理解する必要があります。

日本では台湾で馴染み深いですが台湾は正確には中華民国、中国は中華人民共和国。元々日本は中華人民共和国と断交していたのですが1972年に日中国交正常化により中華人民共和国との国交が回復、その時に日本は中華人民共和国の主張する「中華民国(台湾)は中華人民共和国の一部」という主張を尊重する立場を取った。これにより日華平和条約は破棄され日本は中華民国(台湾)と断交することになります。断交したことにより中華民国(台湾)は日本の中で国として認められなくなりました。

現在は違いますが、1972年以降中華民国(台湾)の方が日本に訪れた際は旅券に記す国籍は中国と書かれておりしばしば問題になっていました。というのも台湾に住んでいる方にとってみれば自分は中華民国(台湾)籍であり中国籍ではないのです。つまり中華民国(台湾)の方にとってみれば中華民国と中華人民共和国はひとつの国ではなく別々の国であり、中華人民共和国の主張を尊重している日本にとってみれば中華人民共和国も中華民国(台湾)は手続き上は一つの国という解釈です。

これが今回の蓮舫氏2重国籍問題における根幹部分です。

日中国交回復により複雑化した蓮舫氏の2重国籍問題

1972年の日中国交回復まで日本と中華民国は国交があったので、中華民国(台湾)の方々が国籍などの手続きをとるには中華民国憲法に則って日本側も手続きを行っていました。しかし国交がなくなった1972年以降、中華民国(台湾)は中華人民共和国の一部とみなされるようになったので、中華民国(台湾)の方々にも中華人民共和国憲法を適用するようになります。

ここが大きなポイントです。

蓮舫氏の父は中華民国(台湾)の方です。蓮舫氏が生まれたのは1968年なのでまだ日本と中華民国(台湾)は国交がありました。日本は当時父親が日本人の場合は日本国籍を認めていましたが蓮舫氏の場合は母親が日本人です。つまり生まれたとき蓮舫氏は中華民国(台湾)籍ということになります。

しかし1972年、日中国交回復により中華民国(台湾)とは断交、この時点で蓮舫氏は日本では中国籍という扱いになります。

そして1984年に法改正がされた翌年の1985年、日本国籍を取得することが可能になった蓮舫氏は父親と共に国籍変更を行ったと明言しています。

蓮舫は終わった?1997年(平成9年)に台湾との2重国籍を自覚か!?にも記載しましたが、この手続きに関しては全く問題がありません。蓮舫氏は「父が手続きをし完了した」と聞いています。それもそのはず。私もいろいろ調べていて分かったのですが、中華人民共和国憲法の国籍法第9条では「外国に定住している中国公民で自己の意思によって外国の国籍に入籍しまたは取得したものは自動的に中国国籍を失う」とあります。つまり蓮舫氏は17歳の1985年に日本国籍を取得したとき中国籍は自動的に失った、というわけです。これはある新聞社でも指摘されていました。「2重国籍であるわけがない」と。もし蓮舫氏の父親が担当の方に「中国籍は日本国籍を取得すると自動的に喪失するのでこれで手続きは完了」との案内を受けていたらどうだろう?恐らくそれ以上手続きを行うことはないだろう。

しかし蓮舫氏は日本では同じ中国籍という枠組みであっても厳密には中華民国(台湾)籍です。中華民国(台湾)には中華民国憲法があるので中華人民共和国憲法が適用されることはないはずです。つまり、日本では蓮舫氏は「1985年に日本の国籍を取得し中国籍は喪失した」と解釈され手続きは完了していると思われているかもしれませんが、日本が国と認めていない中華民国(台湾)に働きかけて蓮舫氏の籍を離脱させない限り蓮舫氏の中華民国(台湾)籍は残ることになります。

恐らく現在蓮舫氏はこの2重国籍状態になっているのではないでしょうか?その為に台湾籍を抜く手続きを行ったのでしょう。

本来、日本は中華人民共和国を相手に手続きをするのではなく中華民国(台湾)を相手に手続きをする必要があったのです。しかし日中国交回復のせいでそれが出来ず、今回の2重国籍問題が発生した可能性が高いです。

2重国籍問題の焦点は蓮舫氏の中華民国(台湾)籍が現在どうなっているか

さて、これで蓮舫氏の2重国籍問題の大体の概要は見えてきたのではないでしょうか?

日本での手続きは完了していても中華民国(台湾)に籍が残っていれば立派な2重国籍です。もし私の推察通りであるとすれば、蓮舫氏はある意味日中国交回復によって生じた2重国籍の被害者であるともいえます。

しかしながら蓮舫氏は国会議員であり、民進党という野党第一党の党首選に出馬している方です。首相を目指しているのであれば尚更、自身の国籍が残っているかどうか、2重国籍ではないかの確認は怠るべきではなかったのではないかと思います。知らなかったで済む問題でもありません。

帰化を国籍取得と言い換えたことで経歴詐称に当たる可能性があるとまで言われている蓮舫氏。党首選後に2重国籍問題を片づけるのではなく、まずはこの現状を理解ししっかり釈明することが先決ではないでしょうか。

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