北海道のしつけと称して子供置き去りにした事件で行方不明になってから48時間が経過したが、依然として北海道七飯町で起きている行方不明の田野岡大和君は見つかっていない。父親は子供を置き去りにして行方不明になったと言っているがほんとうにそうなのだろうかとさえ勘ぐってしまう。子供がパニックになって予測不可能な行動を起こすことは除外できないが、どうしてもいくつもの疑問点が生じる。躾を通り越して虐待のようにも感じられる父親の行動。北海道のしつけと称した置き去り、これはもはやただの行方不明ではなく事件のように感じてしまう。
現地北海道の夕方取材している方々の映像を見たが、みんな上着を着て長袖で温かい恰好をしている。北海道の夜は寒い。今日の夜は15度前後といえど半袖で過ごすには厳しい寒さです。29日は半径3kmほどを捜索し、30日は行方不明になった場所から総勢130人体制で15km圏内を捜索したということですが未だに田野岡大和君の発見には至っていません。手がかりすらもまったくないそうです。それにしても父親の証言には疑問と怒りを感じます。
- 置き去りにされた場所に疑問。大きな車道までは1.7km
- 服装の証言を偽ったのはなぜか?度重なる嘘
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置き去りにされた場所に疑問。大きな車道までは1.7km
大きな車道から1.7kmほど山林に入ったところに置き去り。7歳の子供にとって1.7kmといえば結構な距離だが30分も歩けば辿りつける。しかし問題は置き去りにした場所。最初置き去りにしたときは泣きながら走って車を追いかけてので一度車内にいれたそうです。躾であれば既に怖い思いをしているのでこれで終わりでいいように思います。しかし、父親はさらに500m先で、しかも三叉路で再び車から降ろしたそうです。理解不能です。三叉路にどうして置き去りにするのか。行方不明になったり子供に何かあったらどうしようとは考えなかったのか。
そして500mほど離れた場所に車を止めて歩いて戻ったそうです。戻るまでに5分ほど時間がかかったそうですが、既に田野岡大和君の姿はなく、家族で周辺を30分ほど探したが見つからなかったとのことです。
ここで不思議なのは普通置き去りにされてパニックになっていたとしても林道を歩くのではないでしょうか。どうして林道に沿って車で探さなかったのか?家族と二手に分かれて探せばよかったように感じます。
三叉路ということでたまたま通りかかった車に保護されていればいいですが、もし行方不明のまままだ山中を彷徨っているのであれば7歳の子供には厳しすぎる2日目の夜となりそうです。今日の夜は七飯町には雨が降るそうです。しかも北海道の山はシカやキツネといった動物はもちろんヒグマなども出没するので何ともないことを祈るばかりです。
服装の証言を偽ったのはなぜか?度重なる嘘。
「山菜をとりに行って行方不明になった」という嘘が明らかになったのが翌日。しかも着ている服まで偽証していたというのだから驚きです。最初の「山菜を取りに行って行方不明になった」という嘘は世間体を気にしてのことだそうです。「日常から暴力をふるっていると思われるのが嫌だった」ということですが、子供が行方不明なのに自分の世間体を優先するということには開いた口が塞がらないです。行方不明の子供の命よりも自分の世間体の方が大事だとは。呆れた親もいるものです。
そして最も理解しがたいのが来ていた服装について。行方不明なのにどうして偽る必要があるのか?行方不明の子供の服装を偽るということは「見つけてほしくない」ということの裏返しではないのか?心理的に嘘を吐くときというのは真実から遠ざけたい時である。行方不明は時間が経てば経つほど捜索範囲は広くなり見つけ出すのが困難になる。家族みんなで出かけていた帰りということなので手にかけているとは考え難いが、父親が真実を話せなかった理由がどうにも理解できない。
林道があるのに自分からわざわざ林に入るわけがない、誤ってどこかに落ちるような道でもない。北海道の田舎の林道、そうそう通りかかる車もないように思う。どうして田野岡大和君は見つからないのか。手がかりすら発見できないのか。北海道の警察は虐待はないとみているようですが、まだまだ何か胡散臭さを感じる事件である。