8月20日から行方がわからず未だ発見されていない富山の2歳児、髙嶋怜音(れおん)ちゃん。
日々心配の声があがる一方、目にしたくはない「用水路に落ちたのでは?」「川に流されたのでは?」などの憶測もチラホラ見かけます。
口にしたくはないけれど実際にその恐れはゼロではないという判断の基、用水路から続く川の捜索も行われています。
今までに似たような事例がなかったのか、ふと気になったので調べてみました。
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富山で行方不明の2歳児、髙嶋怜音ちゃん。水難事故の可能性は?
まず警視庁が発表している令和3年の水難事故を調べてみました。
発生件数 | 1395 |
水難者 | 1625 |
うち死者・行方不明者 | 744 |
毎年かなりの数の水難事故が起こっていました。そしてその中で中学生以下の子供の件数は以下の通りです。
発生件数 | 119 |
水難者 | 183 |
うち死者・行方不明者 | 31 |
ただ、これは水遊びや水泳などで起こった水難事故がほとんどだそうです。今回の一件は迷子からの事例なのですが、こういったケースはほとんど起こっていないそうです。そこで同様のケースがないか調べてみることにしました。
富山で行方不明の2歳児、髙嶋怜音ちゃんと似通った福井県で発見された事例
坂井西署によると、蓮君は昨年12月9日、越前市上太田町にある父親の勤務先の駐車場で、父親が車を止めて会社に立ち寄った約10分間に車内の助手席から姿を消した。
https://www.asahi.com/articles/ASL1N34R4L1NPGJB003.html
昨年とありますが蓮君が行方不明になったのは2017年12月の出来事です。
冬で寒い時期でしたが、祖父のFacebookによると毎日200-300名規模での捜索が行われていたそうです。河川捜索や川底へのカメラ投入でも蓮君は発見されず遺留品ひとつあがらなかったとのことです。更には新聞広告にも載せたりSNSで随時情報提供を依頼したりと、出来る限りのことを行いかなりの規模での捜索だったことがわかります。それでも発見には至らず情報は一切集まらなかったそうで、お母さんは誘拐も視野に入れ情報提供を募っていたようです。
本件を調べていくにつれ、類似点があまりに多いことに怖くなってきました。というのも、当時は雨が強く降っており、川の水嵩も増していたそうです。大人の想像では雨降りの中、まさか車を降りるとはといった感じですよね。
蓮君が発見されたのは行方不明になってから40日後の1月19日。
発見場所は行方不明になったところから約40キロ下流。
河川敷を歩いていた釣り人の男性が遺体を発見したそうです。
司法解剖の結果、死因は低体温症か水死の疑いがあるという。県警は、目立った外傷がないことから事件性は低く、過って川に転落した可能性もあるとみている。
https://www.asahi.com/articles/ASL1N34R4L1NPGJB003.html
川に流されると簡単には発見することが出来ないようです。
富山で行方不明になっている2歳児、髙嶋怜音ちゃんが無事発見されることを祈るばかりです。