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【WBC】韓国VS台湾戦は熱戦!でも警告試合!

3月9日はAブロックで韓国対台湾戦が行われました。因縁深い両国の対決、そして負けた国は次回予選ラウンドからということで、決勝には進めないとはいえ消化試合にはならない熱い戦いが予想されていました。

試合は逃げる韓国、追う台湾の構図

スコアを見る限りはいい試合をしているように見える台湾と韓国。韓国は初回に1点を先制し、2回には5得点するビッグイニング。この時点で既に6-0と韓国の一方的な試合になるかと思いました。しかし2回の裏に台湾も3点を返し6-3とします。

4回にも韓国が2点を追加。しかしすぐその裏に台湾も2点を返し追いすがる。この時点で8-5。

韓国が得点できないまま試合は進んでいきますが、台湾は6回に2得点し8-7とついに1点差!そして7回の裏にも得点しとうとう同点に追いつきます。8-8のまま最終回にもつれる熱い戦いを繰り広げています。

9回の表。韓国は6番のヤン・ウィジから。しかしヤン・ウィジはセンターフライに倒れます。続くチェ・ヒョンウはショートゴロ。と思いきやエラーで出塁します。次の8番キム・ジェホはレフトへのヒットで出塁。これで1アウト1塁2塁となります。

しかし9番のソ・ゴンチャンはレフトフライに倒れこれで2アウト。ただランナーは進塁し2アウト2塁3塁になります。そして打順は1番にかえってミン・ビョンホン。ここは敬遠気味の四球で歩かせます。そして打席は2番イ・ヨンギュ。韓国で開催されている試合なので試合のボルテージはまさに最高潮と言ったところでしょうか。しかし初球を打ちレフトフライに倒れ2アウト満塁のチャンスを活かせません。

9回裏台湾の攻撃。ここでサヨナラを決めたいところ。先頭打者のチェン・チーシェンが初球をはじき返しライトへのツーベースでノーアウト2塁とします。韓国はここでたまらずオ・スンファンを投入。次は台湾の主砲・リン・ジシェンでしたが本日4三振。オ・スンファンとの対決も見逃し三振で本日5三振と大ブレーキ。

5番のリン・イーチェンは本日2安打と当たっているので敬遠。6番ガオ・グォフェとの対決を選んだ韓国。ここはオ・スンファンが3球三振で2アウト1塁2塁とします。続く後続をライトフライに打ち取りこれで3アウト。オ・スンファンが台湾に加点を許しません。

現在10回表ですが韓国は1アウトから連打とランエンドヒットで1アウト2塁三塁としセンターフライの犠打でとうとうほしかった勝ち越し点。さらにキム・テギュンがスタンドギリギリのホームランを打ちさらに2点追加。台湾は7番手のチェン・ホンウェンを諦め8番手のツァイ・ミンジンを投入しますが厳しい戦いとなってしまいました。案の定最終回にオ・スンファンの前に力尽きました。

台湾を応援していただけに残念です。

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韓国対台湾戦は死球が多く警告試合に

スコアを見ているだけだと本当にいい戦いなんですが、一方で死球が多く警告試合となっています。警告試合となると通常のデッドボールでも退場となってしまいます。国際試合だからこそと警告試合になるくらい激しい戦いが繰り広げられている言ったところなんでしょうか。

事の発端は2回の韓国の攻撃。台湾1番手のチェン・グァンユが1回に続き2回にも韓国打線に捕まってしまいます。2回は1番手は見逃し三振としますが続く2番手3番手に連打を浴びここで降板し2番手カク・シュンリンへバトンタッチ。

しかしこのカク・シュンリンがピリッとしません。まず四球で歩かせ1アウト満塁。続く9番ソ・ゴンチャンに初球をライトへ打たれ韓国に2点を献上。打ったソ・ゴンチャンは2塁へ進み1アウト2塁3塁となります。そして1番ミン・ビョンホンはライトへの犠牲フライで韓国が1点を追加。得点されながらも何とか2アウトとしますが続くイ・ヨンギュはライト前へはじき返し韓国が更に1点追加。3番パク・ソクミンに対して台湾はカウント1ボール2ストライクと追い込みながらもデッドボール。ここでカク・シュンリンは降板。まさに火達磨になって降板です。

そして3番手のパン・ウェイルン。韓国の4番イ・デホを1ボール2ストライクと追い込みますがここでまさかの死球。しかも頭部直撃でした。これでさらにピンチを広げてしまいその後韓国に追加点を許してしまう結果に。

直後に台湾が反撃を始めますが、実はこの回にも死球が生まれています。2回表に3死球、特に主砲のイ・デホが頭部直撃の死球をを受けている韓国だけに報復行為と捉えられかねません。

そして5回にまたしても台湾がミン・ビョンホンに対してデッドボールを投げてしまい、この時点で警告試合が発動されたのではないかと思います。

6回韓国の攻撃の際に、イ・デホにワンバウンドのボールが足に当たってしまいます。足に当たったのですが警告試合なのでこの死球を与えた台湾4番手のファン・シェンションが退場処分へ。

この後はお互いに死球を出していませんが荒れた試合になっていたようです。さすが警告試合。

プライドをかけた国際試合だけに厳しい戦いですがこの警告試合のために韓国と台湾の仲はますます悪くなりそうですね。

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