今年は話題に事欠かないAppBankがまたやらかしたみたいです。「みんなの意見を合わせた最高のiPhoneケースを作る」という新企画を動画で発表しましたがそのデザインがRAKUNIのiPhoneケースに酷似。しかもRAKUNIは取引先でもある「株式会社トーモ」が提供している商品です。もし盗用が事実なら取引先の信用を潰してまで盗用するAppBankに驚愕です。
- AppBankのRAKUNIデザイン盗用疑惑経緯
- AppBankのデザイン盗用疑惑が起こってしまった理由
AppBankのRAKUNIデザイン盗用疑惑経緯
まさかのAppBankさんにデザインパクられ腰を抜かしてます。新企画としてRAKUNIそっくりのデザインが出されていました。夏から卸しているのに。クレーム入れたら返事もなく動画は削除されました..。上場企業ですよね? pic.twitter.com/RliTpYVTgh
— RAKUNI 公式 (@RAKUNI_me) 2016年12月20日
問題はRAKUNIを手掛ける「株式会社トーモ」の代表である東智美さんの告発から始まりました。
AppBankがが「みんなの意見を合わせた最高のiPhoneケースを作る」という新企画の動画を配信したところ、デザインがRAKUNIのiPhoneケースに酷似。これを見た東智美さんが驚きFacebookやツイッターでデザインを盗用されたことを明かしました。
RAKUNIはAppBankに夏から降ろしている商品です。代表の東智美さんがFacebookのメッセでクレームを入れたところ返事もなく動画は即削除。しかもAppBankのオファーでOEMの開発に着手しており、RAKUNIのAIデータはAppBankに既に渡していたということです。ここまでくるとこれは盗用というか「詐欺案件」ですよね。
AppBankのデザイン盗用疑惑が起こってしまった理由
まずAppBankと株式会社トーモでOEMの開発を進めていたということからiPhoneケースはRAKUNIベースで行っていく企画だったことは理解できます。ここまでは問題ありません。
ではどうしてこのような騒ぎになってしまったのでしょうか?
私は残念ながら動画を見ていませんが、動画を見ていた方の中には「背面収納とはこういうものです、的な説明の一環だったという印象を受けた」という声もあります。しかし代表の東智美さんも動画は見ていたので、RAKUNIのことを知っている方にとっては説明というよりも盗用という印象を受けたのかもしれません。動画の中で説明に用いている商品がRAKUNIであることに触れていなかったことも理由として考えられます。
このことからも分かるように今回の一件は打ち合わせで今後の流れをRAKUNI側にキチンと伝わっていなかったために起こったことではないでしょうか。
AppBankの動画が配信されるまでにどのような流れをとっているかは知る由もないですが、通常であれば「今後動画でOEM商品の発表を行います。」ということをRAKUNI側に伝え、動画を配信する前にRAKUNIに動画の確認をしてもらう。そしてRAKUNI側の了承を得て動画を配信、という流れを取るものだと思います。この流れであれば何の問題もなかったはずです。
そしてさらに悪い対応だったのが代表の東智美さんからのメッセが来ているにもかかわらず、返答するよりも先に動画を削除してしまった事です。本来であれば動画を削除する前にすぐに連絡をし、非礼を詫びそれから削除というのが通常ではないでしょうか。しかし先方への連絡を怠ったことにより「動画を削除して逃亡した」という印象を先方に与えてしまいました。ネット上では「RAKUNIの売名行為ではないか」という声も散見しますが、もし売名行為であれば動画を削除する理由はありません。
何とも稚拙でお粗末な出来事です。企業にとって報連相は当たり前のことです。東智美さんはFacebookで「何年も大切に誠意を持って、無理を通しながらお付き合いをしてきたつもりだった」と語っていることから事後報告でもある程度の事は済むと思っていたのかもしれません。AppBankは動画を消すよりも先に先方である「株式会社トーモ」への説明、そしてネットで今回の事態の説明を行うことが現在優先されるべきことではないでしょうか。