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川崎幼稚園児童バス置き去り事故が起きた理由。絶対防げる方法を考えてみた!

川崎幼稚園の送迎バス
  • 川崎幼稚園児童バス置き去り事故が起きた理由
  • 幼稚園児童バス置き去り事故を絶対防げる方法を考えてみた

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川崎幼稚園児童バス置き去り事故が起きた理由

またしても起こってしまった痛ましい事故。今回は静岡県牧之原市にある川崎幼稚園で、3歳女児の河本千奈ちゃんが園児バスに置き去りにされ熱射病で亡くなってしまいました。

同様の事故が昨年もあったばかりですよね。園児バス児童置き去り事故を防ぐために厚生労働省などから各自治体へ防止のために「欠席連絡」「職員間での情報の共有」「子供の人数確認についてダブルチェック体制をとる」などの安全管理の徹底を通達していたはずです。それでも起こってしまったのです。

今回の川崎幼稚園で起こった園児バス児童置き去り事故が起こった理由は

  • 降車時に園児が児童バスに取り残されていないか確認していなかった
  • クラスの担当者が園児の登園について親に確認していなかった
  • 園職員は日中に千奈ちゃんがいないと認識していた

川崎幼稚園は登園管理アプリを使用しているそうで、児童バスに乗車して登園したことは派遣職員の方がタブレットで登録していました。ということは川崎幼稚園では河本千奈ちゃんは登園していることになっていたはずです。園職員の方がいないことに気付いたのであれば周りに確認や相談は出来なかったのでしょうか。

しかし、いくら当時の状況を嘆いても既に後の祭りで千奈ちゃんは戻ってきません。やりきれない気持ちでいっぱいですが、二度とこのような事故が起こらないようにするにはどうすればいいのか考えてみました。

幼稚園児童バス置き去り事故を絶対防げる方法を考えてみた

今回の「川崎幼稚園児童置き去り事故」を受けて各地では早速対策などの動きが行われているようです。大阪の吉村知事は早速「バスでの登園時の安全確認の徹底、保育士や運転手の研修実施」などを求める通知を出しました。動きが早くていいですよね。

恐らく他の地域も追随する形を取ることになるとは思いますが、いくら研修を行っても、どれだけ設備を整えても結局のところ最後は人です。研修をしても意識は薄まるときがどうしても生じるでしょうし、タブレット端末での入力ミスなども絶対ないとは言えません。バスの運転手さんに研修をしても、今回のように運転手が代理の方だった場合はやはり大丈夫とは言えなくなりますよね。では他にいい案はないのか?考えてみました。

  • クラクションを鳴らす練習
  • 車内カメラの実装
  • 乗降車の際にミスがないようにする

クラクションを鳴らす練習

昨日から「クラクションを鳴らす訓練をする」というのを見かけましたが、置き去りにされた後にどうするかと考えることも大事ですよね。クラクションもそうですが、園児の手が届くところにボタンスイッチ式の大きな音が継続して鳴る装置的なもの、決して高価でなくとも大きな音が鳴るものを配備するのもいいかもしれません。

車内カメラを実装し定期的に確認

最近は録画式の防犯カメラの他に、留守中に部屋を映せる防犯カメラ、子供やペットの見守りカメラなど、リアルタイムで状況を確認できるタイプのなカメラも普及しており、比較的安価で手に入るようになりました。個人的にはこういったものを車内に取り付けるのもひとつの方法だと思います。人感センサーカメラなどもあり、画面が付いていたら異常が起こっているということがすぐにわかるようにするなどして対策を取るのもいいかもしれません。

乗降者の際にミスがないようにする

やはりこれが一番大事ではないでしょうか。ここで防げれば問題はないはずです。いくつか方法を考えてみました。

例えば「乗車時に数字が書かれたバスカードを手渡し降車時に回収する」。小さい子供だとずっと持ってても落としたりするので、カバンにケースなどを付けておいて貰ったらそこに入れ、降りる際に回収するのもいいかもしれません。

それよりもっと手間がかからないのは「乗車時に子供のカバンを預かり、バスから降りる際に一人一人名前を呼んで返していく」という方法。カバンを受け取った子から降ろしていき、最後に職員が降車すれば見落としはなくなると思いまがいかがでしょうか。簡単にすぐにでも取り掛かれるし、誰でもできる対策ではないでしょうか。

2度と同様な事故を起こさないように、少しでも役立てばと思い考えてみました。

「バスの中で空っぽになった水筒が見つかった」と本日のニュースで目にしました。ドンドン気温が上がる車内。苦しい中助けも呼べず、どこかから出れないか動き回って探して、暑い中生き延びるために水分を補給して。その様を考えると胸が苦しくなります。

防げる事故だけに今度こそもう2度とこのような事故は起こってほしくないです。

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