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サッカー日本代表「ボスニア・ヘルツェゴビナ戦」。守備力に不安を残す。

      2016/06/14

ヨーロッパのブルガリア、デンマーク、ボスニア・ヘルツェゴビナの3国が招かれて行われたサッカーキリン杯もアッと言う間に終わってしまった日本代表戦。収穫も多かったが最後の最後で広島FW浅野琢磨のプレーに頭を抱えた方も多かったのではないだろうか。

参考程度にしかならないが、今回のキリンカップを行う4国のFIFAランキングは以下の通りでした。

  • ボスニア・ヘルツェゴビナ 20位
  • デンマーク 38位
  • 日本 53位
  • ブルガリア 69位

ブリガリア戦を観て思ったのは、招かれた3国はすでにユーロ予選で敗退しているからかモチベーションはそこまで高くなかったように思う。しかし決勝のボスニア・ヘルツェゴビナ戦はフルメンバーではない相手とはいえ、香川・本田がいない中でどう戦うのか注目された1戦だった。

序盤はブルガリア戦ほどうまくボールが回らないという印象はあったものの、試合は一進一退。その中での前半28分、オーバーラップした長友につられたDFを的確な判断で抜き去った宇佐美のドリブルからの清武の得点は香川・本田がいない中でも戦えるという可能性を示せたコンビネーションだった。この瞬間がボスニア・ヘルツェゴビナ戦で一番盛り上がったのではないだろうか。

最悪だったのはこの1分後。ボスニア・ヘルツェゴビナが得点を奪ってしまう。得点直後だからだろうか、明らかに日本は集中力が途切れボスニア・ヘルツェゴビナに軽く突破されてしまっていた。この失点は置き去りにされた長友に非難が集中しているが、フォローが遅れたことも考えると、チーム全体の気の緩みが生んでしまった失点ではないだろうか。

その後は宇佐美が個人技でチャンスを作り出したり時折好機を作るものの決定機はほとんどなかった。後半に入ってフレッシュなメンバーをドンドン投入した日本だが、後半21分、またしてもFWジュリッチに得点を奪われてしまう。

今回個人的に気になった点は以下の通りである。

  • 拾えないセカンドボール
  • いつも通りの不安定な守備
  • FW浅野のラストパス選択

拾えないセカンドボール

ブルガリア戦との一番大きな違いはセカンドボールを拾っているのがほとんどボスニア・ヘルツェゴビナだったという点のように感じた試合だった。もちろん連携もブルガリア戦には圧倒的に劣っていた。しかしこれはボスニア・ヘルツェゴビナがコンパクトに中盤を保っていたために、縦へのスルーパスを狙っていたということも多少はあったのではないだろうか。

日本代表戦を見ていて思うのは、セカンドボールを効率よく拾えている試合はゲームを支配している事が多い。しかし、セカンドボールを拾えていない試合は守勢に回り押し込まれるといった展開で負けているように思う。ボスニア・ヘルツェゴビナ戦はセカンドボールを奪いに行く迫力が欠けていたように見えたし、ブルガリアと違い奪いに行っても軽やかにボスニア・ヘルツェゴビナがボールを回しいなしていたようにも見えた。中盤でセカンドボールを拾えない時の戦術のバリエーションももっと増やしていった方がいいように個人的には思う。

いつも通りの不安定な守備

ブルガリア戦での2失点もそうだが、ある程度攻撃力のある対戦相手だとどうしても失点してしまう。しかも失点シーンは崩されて得点されるというよりは置き去りにされ得点されることが多い。中盤をコンパクトに保とうとしているためだとはいえ、観ていて歯がゆい思いをする。かといって自分よりフィジカルが強い相手だと1対1で90分抑え込むことは難しいようにも思う。日本の守備については決定力と同じくらい今後の課題になりそうである。

もうひとつのポイントとしては、柏木が最終ラインに入って多少はマシになったとは思うが、吉田のパスミスはいつも目に余る。プレミアでもそうだが吉田のパスミスからの失点というパターンは何気に多い。

FW浅野のラストパス選択

試合後浅野は号泣していた。最後シュートではなくパスを選択したことについてでしょう。実際にこのシーンはTVで観ていた方も頭を抱えたのではないだろうか。私もその一人です。「シュート打てよ~」と口に出していました。パスが通ってゴールが生まれていれば絶賛されていたのでしょうが(笑)

パスを選択したのは浅野のメンタルの弱さ、技術への自信の無さなのかな、と思います。足が速い選手というとどうしても技術面で劣る選手が日本は多かったです。その中でも浅野は可能性がある選手ではないでしょうか。まだまだ粗削りな面が多く、シュート精度に関してはもっと向上する必要があると思います。最終的にパスを選択した場面、確かにシュートコースは少なかったかもしれないですが、そこをこじ開けられるFWを日本は長年待ち続けているのではないでしょうか。浅野を始めてみたときにはゴールに向かって思いっきり蹴り込んでいるイメージが強かったですが、最近はコースを狙ったりパスを選択りたりとプレイの幅が増えてきています。今後は少ないシュートコースを見つけ、そこを通す技術を是非浅野選手には身に付けてもらいたいものです。そして「今回非難した人たちを黙らせてやる」くらいのメンタルを持つ選手に成長すれば頼もしい限りですね。

試合後の号泣はきっと悔しいからでしょう。自分のメンタルの弱さを嘆いていたのであれば、今後に期待が持てると思います。もうすぐリオ五輪が始まります。そこで是非一皮むけて成長したFW浅野琢磨を観たいですね!

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